つらい肩コリや頭痛、だるさなどの原因は自律神経の不調かもしれません。タオル1本でできる簡単ストレッチで、コリを改善しましょう。
自律神経が整う「タオルで首のばし」ストレッチ
つらい肩コリや頭痛、だるさなどの原因は自律神経の不調かもしれません。タオル1本でできる簡単ストレッチで、コリを改善しましょう。
首が前に出た姿勢がコリや不調の原因に
スマホを見る時間が多い人は、猫背になり、首が前に出た「スマホ首」の状態になりがちです。首が前へ出る姿勢では、頭の重みで首や肩が圧迫され、頸椎(けいつい)の中を通る自律神経が乱れる原因になります。これがつらい肩コリや頭痛の原因にも。
そこでおすすめなのが、タオルを使って首を元の位置に戻すストレッチです。これにより、“自律神経の中枢”といわれる頸椎の1、2番目のつなぎ目がストレッチされ、姿勢も改善。肩コリに関係する脇の下の筋肉や肩甲骨まで幅広く動くので、症状が軽くなります。
自律神経が整えばコリ以外にもいいことずくめ
首がのびることで首コリ、肩コリが楽になるだけでなく、自律神経が正常に働くようになるので、下記のような不調にも効果が期待できます。
【疲れ目】
姿勢の悪さやストレスで交感神経が働きすぎると、目の筋肉が緊張し、ドライアイや疲れ目に。自律神経のバランスが整えば症状が軽くなります。
【めまい】
“原因不明のめまい”は、交感神経が気圧や気温の変化に過剰反応して起こることも。その場合は自律神経が整うことで症状が改善します。
【腰痛】
自律神経の通り道である脊椎は、脳から骨盤までを支えています。スマホ首が解消されて自律神経が整えば、おのずと腰痛も緩和されることになります。
「タオルで首のばし」のやり方
1 後頭部の下にタオルをあて斜め上へ引っ張る
フェイスタオルの両端を持ち、後頭部から耳の下に当てる。首を斜め30度上へ向け、タオルも同じ方向へ引っ張ります。首はタオルと押し合うようにして、30秒キープ。
2 首とタオルを斜め下へ向け、タオルを引っ張る
首とタオルを斜め30度下へ向け、タオルを引っ張る。このときも首がタオルに押し負けないようにして、30秒キープ。首を痛めないよう、角度や強さは無理のない範囲で行いましょう。
タオルストレッチは、1日何回行ってもOK。スマホを見たあとや、長時間座りっぱなしだったときなどに行うと効果的です。
それに加えて普段から、荷物は両手で交互に持ったり、背中にフィットするリュックを使うなどすれば、さらに正しい姿勢になり、自律神経も整いやすくなります。