みそやみそ汁には、免疫力を上げるなどの健康効果がいっぱい。1日1杯のみそ汁習慣を始めてみませんか?
免疫力が上がる「1日1杯のみそ汁習慣」
みそやみそ汁には、免疫力を上げるなどの健康効果がいっぱい。1日1杯のみそ汁習慣を始めてみませんか?
「完全栄養食品」のみそが、理想の免疫応援食をつくる
大豆を発酵させた「みそ」には、大豆タンパクの他、麹菌や乳酸菌、酵母菌などの微生物が多く含まれ、発酵の過程で大豆タンパクを分解して消化しやすい形に変え、さらにさまざまな体に良い物質を作り出しています。
イソフラボンやサポニンなどの大豆そのものに含まれる成分由来の効果はもちろん、麹菌や乳酸菌などの微生物が免疫や消化力をサポート。発酵の過程で微生物が作り出す多彩な物質は、さまざまな効果がわかってきています。
具だくさんのみそ汁で栄養バランスアップ
野菜には、日光に含まれる有害な紫外線から守るために野菜が作り出した抗酸化物質であるポリフェノールが含まれています。魚や肉は、体づくりに欠かせない良質なタンパク質の供給源に。
これらをみそ汁の具にすることで、1杯の中に健康にいい栄養がバランスよく含まれた、「免疫応援食」が簡単に作れます。水溶性のビタミンも、汁ごと摂れるのもうれしいポイントです。
みそ汁の塩分は「1日1杯なら心配なし」
以前は「みそ汁をよく飲む人は塩分の過剰摂取で、高血圧による脳卒中リスクが高くなる」と言われていましたが、現代では否定されています。実際の研究調査でも、「みそ汁などの大豆発酵食品をよく摂る習慣がある人の方が脳卒中になりにくい」という結果が出ています。
大豆には動脈硬化を防ぐイソフラボンが豊富に含まれていて、大豆を発酵させるとさらに吸収率アップ。血管を守る作用があるポリアミンも多く含まれるため、塩分の影響を抑えると推測されています。塩分の排出を助けるカリウムを多く含む野菜を具にたくさん使うと、さらに安心です。
魚介類を具にしてスタミナをつけて免疫力アップ
しじみやあさり、鮭などの魚介類を具にしたみそ汁には、栄養分がたっぷり溶け込んでいます。みその酵素が消化吸収を助け、魚介に豊富なタウリンが肝臓をサポート。
カラフルな野菜を具にして全身のアンチエイジングに
トマトやなすなどカラフルな野菜に含まれる色素の多くは、強力な酸化防止力を持つポリフェノールの仲間。皮の周辺に豊富なので、野菜は皮ごと小さめに切って使いましょう。
インスタントみそ汁でもプラスα食材で栄養アップ
お湯を注ぐだけのインスタントみそ汁でも、とろろ昆布やヨーグルト、すりごまなどの食材を加えるだけで、栄養がぐんとアップします。