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コラーゲン広報室

セミナー

2018年11月19日 開催運動器系へのコラーゲンペプチドの効果

タイトル:新田ゼラチン コラーゲンセミナー
テーマ:運動器系へのコラーゲンペプチドの効果
実施日:2018年11月19日(月)13:00~17:00
会場:東京ベルサール九段下

シンポジウム講演タイトルと発表者

【講演1】

駅伝選手の障害予防のためのコラーゲンペプチド摂取
発表者:城西大学 男子駅伝部 監督 櫛部 静二 准教授

【講演2】

運動器系へのコラーゲンペプチドの効果とそのメカニズムの作用機構
発表者:城西大学 薬学部医栄養学科 真野 博 教授

【講演3】

コラーゲンペプチドへの期待~美容から健康、そして臨床栄養まで~
発表者:宮城学院女子大学 生活科学部食品栄養学科 鎌田 由香 准教授

【講演1】
駅伝選手の障害予防のためのコラーゲンペプチド摂取

紹介

城西大学 男子駅伝部 監督
櫛部 静二 准教授

城西大学経営学部准教授であり、運動生理学者
学生時代より箱根駅伝をはじめ、数々の大会に出場し記録を樹立されてきた元マラソン選手で、現在は同大学の男子駅伝部の監督としてご指導されている

櫛部 静二 准教授

講演内容

櫛部 静二 准教授 講演

■1.トレーニングの現状■

駅伝部の指導者として、いかに選手の能力を高めるか、障害とどのように上手くつきあっていくか、回復させるか、いかにケガをさせないでトレーニングを続けるかを注目して指導しています。

選手は、走ることを中心に毎日トレーニングに励んでいます。走る以外でもバイクに乗ったり、水泳をしたりしています。走行距離が増えると足に負担がかかりますので、障害が発生しないように指導しなければなりません。

海外の選手らは怪我をしないように予防を徹底しています。一見、足が細いのですが、腿の後ろや、臀部が発達していて、股関節を上手くつかって走ることで高いパフォーマンスが可能となっています。また、筋力向上が障害発生の予防に繋がることから筋力トレーニングの重要性が高まっています。特に腿裏や臀部は重要な部位で、ウエイトトレーニング、ジャンプトレーニング、チューブなどによって筋を鍛えています。

長い距離を走る伝統的なトレーニングから、障害を減らすために低酸素環境で走る、強度を高めるなどパフォーマンスを上げるために科学的なトレーニングを取り入れています。

■2.故障の予防の重要性■

走行距離が増えてくると障害の発症率が高まることがわかっています。
城西大学駅伝部で多い障害は、シンスプリント(脛骨疲労性骨膜炎=ひどくなると疲労骨折になる)、腸脛靭帯炎、アキレス腱炎、足底筋膜炎などです。このように様々な障害が発生しますが、多くは関節の周囲に起こります。

櫛部 静二 准教授 講演

城西大学駅伝部は、平成28年度箱根駅伝の予選会の敗退によって、本選の14年間連続出場が途絶えてしまいました。この成績の要因は、大会前に多くの有力選手が怪我で欠場となり、戦力ダウンによるものでした。

そこで、障害を予防するために、体幹トレーニング、バイクを利用して心肺機能に負荷をかけること、水泳など様々なことを複合的に取り入れ、走る距離を抑えることなどの取り組みを進めていきました。また、DHA、EPA、アミノ酸などのサプリメントも取り入れていました。様々な取り組みを進めてきましたが、なかなか障害が減りませんでした。

櫛部 静二 准教授 講演

■3.駅伝選手によるコラーゲンペプチド臨床試験■

そんな時、本学薬学部の真野教授より、コラーゲンペプチドのことを聞き、相談したところ、有用ではないかということで試すことにしました。

選手は怪我した際、練習を中止しなければなりませんが、成長させるためには障害なく絶えず体を動かしていく必要があります。コラーゲンペプチドを摂取することによってトレーニンを継続できるではないかと期待をしました。

真野先生を中心にした実験では、駅伝部の選手でプラセボ割付二重盲検法による8週間実施し、膝の痛みを測定するJKOMスコア、血液採取による各マーカーを測定しました。結果、コラーゲン摂取群においてJKOMスコアの改善が見られました。また、マーカー数値では、炎症性サイトカインの産生の抑制、筋肉組織の分解抑制が見られました。

■4.コラーゲンペプチドの活用■

このように自分たちの実験で良い結果が出たことで、効果をより実感できますし、摂取することでトレーニングを継続できる良いサイクルが生れるようになりました。

現在では、選手たちの多くがコラーゲンペプチドを継続摂取しています。NHKガッテン!の放送でもありましたが、寮の食事では味噌汁などに粉末コラーゲンを入れて摂取しています。

また、コラーゲンペプチドの目安摂取量は1日5~10gと言われていますが、選手たちは毎日20km以上走っており、一般の方より筋肉を多く活動させることから分解が進み、合成をさせるためにも、私の個人的な感覚では5~10gよりも多く摂る必要性があるのではと考えています。

選手らは、パフォーマンス向上を目指しますが、障害予防を目的としてコラーゲンペプチドを摂取してトレーニングに励むことが理想的ではないでしょうか。また、継続的に摂取するよう啓蒙していくことが指導者の役割だと考えています。

以上、現場の報告とさせていただきます。

【講演2】
運動器系へのコラーゲンペプチドの効果とそのメカニズムの作用機構

紹介

城西大学 薬学部医療栄養学科(管理栄養士養成課程)
真野 博 教授

2001年より城西大学に赴任し、医療栄養学をご担当。
専門は食品科学、応用健康科学でコラーゲン研究の第一人者。薬学的な研究アプローチからコラーゲンペプチドが骨、軟骨細胞の分化に与える影響を研究されている。

真野 博 教授

講演内容

真野 博 教授 講演

■1.コラーゲンペプチドへの期待■

栄養の世界では、寿命は延びていますが、介護される方が多いことが問題になっています。(平均寿命と健康寿命の乖離)

介護になる要因(健康寿命を縮める要因)では、骨折、転倒、関節疾患などにより自分で動けなくなる(ロコモティブシンドローム)が1/4を占めています。食べ物ひとつで脳卒中を解決するのは難しいですが、ロコモティブシンドロームを食べ物で解決するのは難しくないのではないかと考えています。

これは今の高齢者の問題だけではなく、日本の人口構成を見ると団塊の世代ジュニアが将来、高齢者になった際には誰が高齢者を支えるのかが問題になってきます。

ですので、今の働く世代にいかに健康に年をとってもらうかが国をあげての課題になっています。つまり、治療よりも予防が大切になってきます。
栄養(食べ物)は治療にも役立ちますが、予防にも力を発揮できます。この予防が管理栄養士の重要な仕事になります。高齢者の健康を保つこと、現役世代が健康に年をとることをサポートするためです。

わたしたちは、コラーゲンペプチドが第7番目の栄養素であることを提唱しています。1985年頃においては、食物繊維は食べ物のカスなので食べなくてよいと教わりました。1990年代になると腸に重要な物質であることがわかり、今では第6番目の栄養素と言われることもあります。食品学、栄養学は、そのくらいのスパンで常識が変わっていきます。(100年前はビタミンも栄養素として認識されていなかった)

食物繊維が第6番目の栄養素とすると第7番目があるのではないか、それは今迄にない高齢化社会になって高齢者が元気に生きる為に必要なものではないかと考えてコラーゲンの研究をするようになりました。また、それは若い人においても、特に体を酷使するようなアスリートには必要ではないかと考えて櫛部先生(城西大学男子駅伝部監督)と研究をするようになりました。

真野 博 教授 講演

■2.コラーゲンペプチド機能性研究の経過■

食べ物から摂る外因性のコラーゲンペプチドのほか、自分の体で作る内因性のコラーゲンペプチド(代謝物)があります。骨を例にすると骨芽細胞がコラーゲンの産生と石灰化による骨形成を行い、破骨細胞がたんぱく質分解酵素を出してコラーゲンを分解するとともに酸を出してカルシウムを溶かして骨吸収します。内因性のコラーゲンペプチドは、破骨細胞が骨を溶かした時に出てきます。若い人は骨形成と骨吸収がぐるぐる回って丈夫な骨が出来ます。高齢者になると骨形成と骨吸収が衰えて、骨吸収による内因性コラーゲンペプチドが不足するため、外因性のコラーゲンペプチドで補うことで第7番目の栄養素になるのではと考え、2000年過ぎに研究を始めました。

2001年~2003年頃はコラーゲンを食べても意味がないと言われていましたが、2013年~2015年頃にはヒト試験の結果が国際的な雑誌で発表されるようになりました。肌だけではなく、関節、血糖値、血圧などへの効果です。2015年には褥瘡(床ずれ)への効果が日本褥瘡学会のガイドラインに掲載され、今ではヒトでの効果が認められています。このような研究では、5~10g/日摂取が多いです。

真野 博 教授 講演

■3.コラーゲンペプチドの吸収特性■

コラーゲンペプチドを食べるとPOというプロリンとヒドロキシプロリンがくっついたジペプチドやOGというヒドロキシプロリンとグリシンがくっついたジペプチドが1時間くらいで血液中に現れます。昔からコラーゲンを食べてもアミノ酸として吸収するだけと言われてきましたが、そうではなくて特殊なジペプチドが血液中に出てくることがわかりました。

コラーゲンのアミノ酸配列を見るとPOとOGがたくさん出てきます。
これはヒト、豚、魚とも、ほとんど配列は同じです。コラーゲン分子では1,000個アミノ酸が並んでいるうち50か所にPOが出てきます。POやOGは体内の酵素で切断されにくく、体内を数時間滞留し、それらのジペプチドを活性型コラーゲンペプチド(アクティブコラーゲンペプチド)と呼ぶことを提唱しています。今販売されているコラーゲンペプチドは、このPOの前駆体としてアミノ酸が複数個つながった活性型コラーゲンオリゴペプチド(ACOP=エーコップ、アクティブコラーゲンオリゴペプチドの略)が含まれています。

真野 博 教授 講演

■4.コラーゲンペプチドの効果■

コラーゲンペプチドの効果について、駅伝選手の臨床試験では、プラセボ(デキストリン)に比べコラーゲンペプチドは痛みのスコア(JKOMスコア)が低減しました。筋肉分解マーカーはコラーゲンペプチドを摂取した方が分解を抑制していました。痛みがとれて、筋肉の分解を抑えられたので、アスリートに有効であるということがわかりました。

真野 博 教授 講演
真野 博 教授 講演

過去の試験では、変形性膝関節症の患者さんにおいて軟骨が修復されている結果が出ています。
このようにコラーゲンペプチドは、アスリートのように膝をよく使う方、膝の修復が必要な方には有用なものと考えられます。

筋肉は筋芽細胞から、骨は骨芽細胞から、軟骨は軟骨細胞から作られています。骨は1年間で7%くらい置き換わり、約10年で生まれ変わります。マウスに栄養バランスの悪い食事を食べされると軟骨の細胞がいなくなり、骨もスカスカになりますが、そこにコラーゲンペプチドを与えると軟骨の細胞が出てきて、骨も密度が増しました。その試験でPOが軟骨細胞や骨芽細胞に直接作用していることがわかりました。

また、大阪府立大学の山路先生の研究データによると活性型コラーゲンペプチドのひとつであるOGが筋芽細胞に作用し筋肉を増やすことがわかりました。われわれの大学の細胞試験では、POを骨芽細胞に作用させると、どんどん骨を作る細胞(アルカリホスファターゼ)に変わっていくことがわかりました。これが増えてくるとリン酸カルシウムが沈着し硬い骨になってきます。

真野 博 教授 講演

■5.コラーゲンペプチドの作用機序■

どうして細胞に作用して活性化させるのか。それぞれの細胞に分化する転写因子に注目しました。活性型コラーゲンペプチドは骨形成に重要な遺伝子Runx2の発現を上昇させました。つまり、活性型コラーゲンペプチドのPOやOGは細胞の遺伝子発現を直接活性化することがわかりました。
骨の細胞だけでなく、肌であれば線維芽細胞に、関節であれば軟骨細胞に、筋肉であれば筋芽細胞に対して同様に作用すると考えられます。

どういうメカニズムで細胞に作用して遺伝子の発現を活性化するのか。分子生物学の領域ですが、低分子の化合物が細胞の中に取り込まれて何らかの結合因子と結合してそれが遺伝子の発現をコントロールすると考えられます。活性型コラーゲンペプチドが細胞に取り込まれることは確認されていて、細胞の中にPOやOGを取り込むペプチドトランスポーターがあることがわかっています。最近の研究でPOと結合する因子(タンパク質)がわかってきました。この因子はOGとは結合しませんので別の因子がまだあると考えられます。これらのメカニズムの追求をさらに進めます。

次の研究課題として、コラーゲンペプチドの体内量(内因性、外因性を含めたもの)が全体的に把握できる方法、高価な機器を使わなくても把握できる方法はないかと実験を進めています。まずはPOが入っているペプチドを網羅的に解析できる方法を作ろうとしています。これにより、どういう人がどれだけのコラーゲンペプチドを摂ればいいのかわかるのではないかと研究を進めています。

■6.総括■

まとめですが、7番目の栄養素としてコラーゲンペプチド(活性型コラーゲンオリゴペプチド〜ACOP=エーコップ)を高齢者の方、膝を酷使する方におすすめしたいと考えています。

真野 博 教授 講演

もうひとつのまとめは、その効果は様々な標的細胞(軟骨、骨、筋肉、肌など)に直接POやOGなどの活性型コラーゲンペプチドが作用して、細胞レベルで何らかの作用をすると考えられます。今後このメカニズムをもっと明らかにしています。

真野 博 教授 講演

【講演3】
コラーゲンペプチドへの期待~美容から健康、そして臨床栄養まで~

紹介

宮城学院女子大学 生活科学部食品栄養学科
鎌田 由香 准教授

管理栄養士、臨床栄養師、糖尿病療養指導士として病院勤務を経験。
現在は宮城学院女子大学にて臨床栄養学をご担当。コラーゲンペプチド摂取が若年女性の筋肉量、骨密度に及ぼす影響についてなどを研究されている。

鎌田 由香 准教授

講演内容

鎌田 由香 准教授 講演

■1.病院の管理栄養士の仕事とは■

最初に病院の管理栄養士の仕事について説明します。
ひとつは、患者さんの食事について、栄養のバランスを考えたり、病態別の食事療法を考える仕事。もうひとつは、栄養サポートチームなどの専門の管理栄養士として、個別の患者さんに対して、栄養状態を評価判定し、栄養状態を改善する仕事があります。
後者の仕事としては、栄養摂取量と、身体構成成分である体脂肪量や筋肉量などを把握することからはじまります。
その経験の中で、見えてきたことをお話しします。

ご存じの通り、メタボリックシンドロームは動脈硬化につながることから、 内臓肥満を改善することが求められますが、最近注目されてきたサルコペニアは、筋肉が少ない状態により身体機能の低下をきたすことから、その予防が求められています。

病院に入院すると、一般的には安静にして回復につとめますが、安静にしていると代謝が衰え、筋肉量が減ってきます。ですので、筋肉を減らさないように、どのような栄養を補給するかを考えるのですが、動かない患者さんに栄養ばかり増やしても脂肪になるだけですので、食べる事だけでなく、リハビリや体操など身体を動かして筋肉を使うことも必要となります。
一度筋肉が落ちてしまうと、なかなか戻すの大変ですので、まずは落とさないようにする予防が大切です。

■2.筋肉が少ないことの問題■

筋肉が少ないと代謝が低くなり、同じ量を食べていても脂肪が増えます。そして、支える筋肉が少なく体が重い状態になります。そうなると膝や腰などの関節が痛くなり、ますます動かなくなってしまいます。また、ちょっと歩くとつまずいて転んでしまう原因となります。
このようなサルコペニアを予防することが臨床栄養を考えるうえでの大事なポイントです。

■3.身体構成成分から見えること■

臨床の現場で栄養管理を行う際は、体重や身体構成成分を測ります。そのほか、骨密度、握力の測定、食事摂取状況の評価を行っています。身体構成成分を測る機器では、体重、筋肉量、体脂肪量が標準に対してどうかわかるようになっています。

体重が標準で筋肉量が標準より多く、体脂肪量は標準という場合は健康な状態ですが、体重は標準、筋肉量は標準より少なく、体脂肪量は標準より多い場合は、たんぱく質をしっかり摂って、運動により筋肉量を増やすことが必要になります。

■4.BMIと体脂肪率の関係■

現在、若年女性の「やせ」(BMIで18.5以下)が問題になっていますが、このような「隠れ肥満」も問題であることがわかってきました。BMI(体重/身長(m)2)を横軸におき、体脂肪率を縦軸においてみると、問題点がよくわかります。

鎌田 由香 准教授 講演

BMIが良くても体脂肪率が高いと「標準体重肥満型(隠れ肥満)」です。
たとえば、身長150cm、体重50kg、体脂肪率23%の場合、50kg×23%=11.5kgが体脂肪量で、それを体重から差し引いた除脂肪体重は38.5kgになります。
一方、身長150cm、体重40kg、体脂肪量11.5kgの場合、体脂肪率は28.8%となり、除脂肪体重は28.5kgになります。(ここでは女性の体脂肪率の標準を18~28%としています)このように、体脂肪率だけをみると、脂肪が多いためにさらにダイエットをしようと考えたくなりますが、これは大きな間違いです。筋肉が少ないために体脂肪率が高くなっていることをしっかりと伝えていく必要があります。

また、体重が減った場合、脂肪量が減ったのか、除脂肪体重が減ったのかを見るのが大事です。ダイエットをする場合は、筋肉量が落ちて、この例のようになることがあるので注意が必要です。

鎌田 由香 准教授 講演

実は、女子大学生の隠れ肥満が多いことに驚いています。

■5.女子大学生の現状■

実際に、女子大学生222名を測定したところ、BMIが18.5以下の「やせ」にあたる人は10%、BMI標準は85%で、うち体脂肪率が高い人は3割を占めます。
筋肉量を見ると、体脂肪率が高い人、やせていて体脂肪率がちょうどよい人の筋肉量が非常に少ないです。また、これらの人は骨密度や握力も低いことがわかりました。

■6.このような問題に管理栄養士としてどのように食事でアプローチするか■

ほかの先生と協働して、「美活プロジェクト」と称して、食生活を改善し、身体を動かし改善する活動に取り組みました。しかし、食生活を変えることはなかなか難しく、なにか改善方法はないかと考えていたところ、コラーゲンペプチドを知り、これを使うことで筋肉量や骨密度を増やすことが出来ないかと思い、3年前くらいから試験を開始しました。

2017年の試験では、31名の学生をコラーゲンペプチド摂取群と摂取無し群に分け、コラーゲンペプチド摂取群は、新田ゼラチンのコラーゲンペプチド(新田ゼラチン製品コラゲネイド)1日5gを3ヶ月間摂取しました。結果は、1ヶ月後からコラーゲンペプチド摂取無し群と比べ、摂取群は筋肉量の増加が見られました。また、骨密度も摂取群で上昇が見られました。なんらかの効果は期待できると考え、引き続き、試験を継続する予定です。

■7.傷病者へのコラーゲンペプチドの活用■

臨床栄養の現場では、褥瘡予防や高齢者の栄養管理にコラーゲンペプチドが使用されています。褥瘡予防・管理ガイドラインでは、コラーゲンペプチドが、治療のための栄養素として掲載されています。褥瘡のある方は、肉や魚など“良質のたんぱく質”を摂取していただくことが大切ですが、思うように摂取できないことも少なくありません。そのような時に食事にプラスすることで、褥瘡の治癒を促進させることが期待されます。褥瘡を治すには、いろんな要素が関わり、コラーゲンペプチドだけでという訳にはいきませんが、コラーゲンペプチドを使うと、お肌の状態が良くなっていくことを経験しています。
また、がんなどの疾患を治療している患者さんにおいては、食べられないことで栄養状態が悪くなることがあります。そのようなときに、ご本人が好まない食品を無理に食べさせるのは酷な話しです。ご本人が食べたいものを食べて栄養が補給できることが望ましく、見た目や味やにおいをあまり変えないコラーゲンペプチドは、そのような方の栄養を支えることが期待されます。

文責:食卓にコラーゲンを♪推進委員会 事務局 小田義高
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