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健康のために

渡邉真由美のヘルスケアレポート

2016年 10月 更新だるい、きつい、太ってみえる…秋冬に多い「むくみ」のトラブル、こうしてスッキリ!

そろそろブーツが活躍する季節。「夕方になると窮屈」「ファスナーが上がらない」なんて経験はありませんか?
脚や顔のむくみは女性につきものの悩み。正しくケアして、快適にオシャレを楽しみましょう!

カラダの“巡り”が悪くなり余分な水分をためこむ

カラダの中には血液や体液を循環させ、細胞に栄養を与えたり老廃物を回収・排泄したりする一大ネットワークが張り巡らされています。それを担っているのが血管やリンパ管
これらが圧迫されたり、流す力が弱くなったりすると、排泄されるべき余分な水分や老廃物が体内にたまり、むくんでしまうというわけです。
むくみの原因には、心臓や腎臓などの病気もありますが、ほとんどは生活習慣や体型などによるもの。思い当たるものをチェックしてみましょう。

あなたのむくみの原因は…?簡単チェック!

病気でないもの:セルフケアで軽減する

  • 月経前からむくみだし、月経が終わるとおさまる
    →月経前症候群などの、ホルモンバランスの乱れ
  • 立ちっぱなし、座りっぱなしが多い
    →長時間同じ姿勢をとることによるカラダの循環機能の衰え
  • スナック菓子や加工食品、外食が多い
    →塩分のとりすぎ
  • ぽっちゃり体型
    →皮下脂肪が多いと、血管やリンパ管が圧迫されむくみの原因に

病気によるもの:多くの場合専門的なケアや治療が必要。医療機関に相談を。

  • 肝臓や腎臓、心臓の治療をしたことがある、検査数値が悪い
    →これらの内臓の病気によりむくむことがあります
  • 脚の血管が浮き出てでこぼこしている
    →下肢静脈瘤
  • がんの手術を受け、リンパ節を廓清(切除)した
    →がん手術後のリンパ浮腫

「はれぼったい」のはリウマチの可能性も

手指のむくみ感には要注意。関節がはれぼったく、しっかり曲げにくいような場合は、むくみではなく関節炎やリウマチも疑われます。整形外科を受診しましょう。

正しいセルフケア ○×チェック!

朝起きたらむくんでる!夜寝る前に、むくみで辛い…そんなときの対処法はさまざまなものが知られていますが、中には誤解も…?
代表的なものを挙げましたのでチェックしてみましょう。

弾性ストッキングはきつければきついほど効果的× 
きつすぎるとしびれや痛みの原因に。日中履いていて痛みや締め付けの不快感がないものを。
マッサージは強い力でぎゅうぎゅう押すように行うのが良い× 
余分な水分を流すリンパは体表近くを流れているので、気持ち良い程度の力で十分。強すぎると却ってうっ血の恐れも。
弾性ストッキングは就寝時にも着用する方がいい× 
強い締め付けに気づかずトラブルの恐れが。日中のみが望ましい。
果物に多く含まれるカリウムはむくみ対策に良い 
ただし、腎臓疾患のある人は高カリウム血症のリスクがあるので注意。
塩辛いものを控えればむくみにくくなる 
ハムやかまぼこなどの、塩辛くない加工食品にも多くの塩分が含まれています。
足裏に湿布を貼るとむくみがとれる 
むくみそのものというより、むくみに伴うだるさなどの周辺症状の改善が期待できる。

むくみ改善の2大キーポイントは「筋肉」と「脂肪」

むくみの主原因は何であれ、「むくみ対策に共通しているのは、まず筋肉の働きをよくすることと話すのは、形成外科医でこれまで多くの女性のむくみや肥満の治療にあたってきた聖心美容クリニックの鎌倉達郎統括院長。

「脚のむくみで言えば、ふくらはぎの筋肉には血液を心臓へ戻すポンプ機能があり、立ちっぱなしや座りっぱなしで動かさずにいるとこれが衰え、むくみの原因に」(鎌倉統括院長)。
また、脚の静脈には血液の逆流を防ぐ弁がありますが、加齢とともに機能が衰え、血液が脚にたまりやすい。それを防ぐためにも、“ポンプ”であるふくらはぎの筋肉を動かすことは重要、とのこと。

もう一つのカギは「皮下脂肪」。皮膚と筋肉の間には柵状の組織があり、“梁”のように内側から皮膚を支えています。
皮下脂肪は名前の通り、皮膚の下に蓄積されますが、柵状の組織は伸び縮みしないので、肥満になると皮下脂肪がぎゅうぎゅうづめになり、リンパ管を圧迫してしまうのです老廃物も流れずにたまってしまうため、でこぼこした塊をつくります。これがセルライトの正体です」(鎌倉統括院長)。
むくみは、女性の大敵セルライトを増やすもとにもなってしまうのですね。

すぐできる!脚と顔のむくみ解消ケア

女性に多い「脚」と「顔」のむくみ。筋肉を意識しながらデイリーでできるエクササイズ&マッサージをご紹介します。

膝下の筋肉を動かす

  • 床や椅子に脚を伸ばして座り、かかとを床から少し離す。
  • 膝を伸ばしたまま、つま先を天井からすねへとグーっと近づけるようにする。
    このとき、ふくらはぎが伸ばされるのを意識して。ゆっくり5数えたら元に戻す。
  • 次に、足の甲を前方へグーっと伸ばすようなつもりで、つま先を下げる。
    このとき、すねが伸ばされるのを意識して。ゆっくり5数えたら元に戻す。

2.3とも10回程度を目安に。

脚のエクササイズ

リンパを流す

  • 脚のむくみは、そけい部のリンパ節(リンパ管が集まる部分)の流れを良くすると効果的。まず両脚の付け根をやさしくさする。
  • 太ももから付け根へ、膝上から付け根へと一方向に、手のひらでさするようにしてマッサージ。
  • 次に、足首から膝裏に向かって一方向に、ふくらはぎをマッサージ。
    最後に足首ふくらはぎ~膝裏~太もも~付け根へと脚全体を下から上へとマッサージする。

1~3とも10回程度、特に夜がおすすめ。

脚のマッサージ方法

耳下から首、鎖骨に向かってリンパを流す

  • 耳下から首すじにそって、上から下へと軽くマッサージ。顔のリンパを流す下準備をする。
    指をそろえさするようにするのがポイント。ぎゅうぎゅう力を入れたりごしごしこすったりしないこと。
  • おでこから目尻をとおり、フェイスラインにそって上から下へと軽くマッサージ。顎から首すじへと指をすべらせる。
  • 顔の中心から耳下~首筋へと一方向へマッサージ。最後に鎖骨から脇下へと手の平をすべらせ、リンパを流す。

1~3を10回程度、特に朝がおすすめ。

顔のマッサージ方法

※顔、脚とも、手指の摩擦で赤みやかゆみが出る場合は、マッサージクリームやオイルをつけて行うと予防になります。

あなどれない「深呼吸」の効果

デスクワークなどで長時間、前かがみの姿勢が続くと、心臓に血液を戻す役割を持つ横隔膜が圧迫され、むくみの原因に。定期的にカラダを伸ばし、深呼吸をして横隔膜の動きをよくしましょう。
両手を伸ばして頭上に上げ、少し反らして、胸やお腹などのカラダの前面を伸ばすようにして行うのがポイントです。

深呼吸

むくみにおすすめの漢方&アロマ

五苓散は、月経前、月経時や二日酔いなど、時期限定で起こりやすいむくみの改善に、特に頼りになる漢方。ジュニパーはむくみのほか、セルライトのケアにも良いと言われています。

五苓散

五苓散は水分代謝に異常が起こり体内に余分な水分が溜まっているとき、それを排泄する作用があります。むくみのほかに下痢や嘔吐、頭痛、めまいといった症状にも。

ジュニパー

ヒノキ科の針葉樹で、和名をセイヨウネズといいます。この果実部分を水蒸気蒸留してつくる精油には、体内の老廃物を排出する作用があると言われており、入浴やマッサージに使用することでむくみの解消が期待できます。
ただし、腎臓病の人や妊娠中の人は臓器を過度に刺激する恐れがあるためおすすめできません。

しつこいむくみは、マシンを使う手も

セルフケアしてもすっきりしない、ぽっちゃり体型でなかなか痩せられずむくみも深刻、そんな場合は美容クリニックで行われているむくみ解消・痩身マシンを利用する方法もあります。

多くのクリニックで使われているのが「インディバCET」というマシン。「ジュール熱という、体内で発生する熱源を利用して、太い血管が集まっている深部を温め、体の奥から全身の血流を促します。同時に、温めることで血管や筋肉の働きを活発にする交感神経を優位にするので、ポンプ機能の改善にもなります。」(聖心美容クリニック 鎌倉統括院長)。
新陳代謝も高まるため、脂肪やセルライトの分解にも効果大。筋肉と脂肪の両方からアプローチし、むくみ解消へ導きます。

写真提供:聖心美容クリニック東京院

専用のパッドを当ててマッサージするように動かす。体表は熱くならず、芯からじわじわ温まる。
1回30分、税込12,600円(聖心美容クリニックの場合)。
写真提供:聖心美容クリニック東京院

渡邉真由美 わたなべ まゆみ

プロフィール

健康予防管理専門士。
健康・美容・医学ライター、日本メディカルライター協会会員。

「ミドル~シニア世代のQOL向上」をメインテーマに、書籍、雑誌、WEB等の企画構成、取材、執筆を数多く行っている。

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