日本で一番コラーゲンのことがわかるサイトを目指します。
健康のために

渡邉真由美のヘルスケアレポート

2014年 8月 更新“ネバネバ”がダルさを救う!?「夏バテ」を乗り切る食養生

夏本番を迎えると、心配になるのが「夏バテ」。
疲労感やだるさが抜けず、食欲もなくなるので余計に疲れがとれない…という悪循環に、毎年悩まされる人も多いのでは?
いつも以上に、栄養に気を遣いたい夏の食事。おすすめの食材をご紹介します。

夏バテする人は、太りやすい!?

暑さが続くと、体が疲労するとともに、体温などの体の調節機能をつかさどる自律神経のバランスが崩れやすくなります。その結果起こる心身の不調を総称して「夏バテ」と呼んでいます。

代表的な症状は、食欲不振や倦怠感。これも自律神経の乱れがおもな要因です。胃腸の消化機能が低下し、十分な栄養がとりにくくなると、疲労回復も遅くなります。まず「食べること」が夏バテ改善の突破口です。

しかし、暑い上に胃腸の働きが鈍いと、食べるものも冷たくてさっぱりしているものに偏りがちです。そうめんやアイス、フルーツにジュースなど、糖質が多い食事内容になる恐れが。摂った糖質は、おもにビタミンB1の働きで効率よくエネルギー化され、消費されますが、そのビタミンB1をはじめとするビタミン類は、食欲不振が続くと不足しがちになります。その結果、消費されない糖質が脂肪に変わり体に貯蔵されてしまい、肥満のもとになってしまうのです。

夏バテ=夏やせをイメージしがちですが、たとえ食欲不振で一時的に体重が落ちたとしても、長い目で見ると、実は太りやすい体質をつくってしまっている、と言えるのです。

疲労回復のカギはビタミンB1

それでは、夏バテの予防や改善のため積極的に摂りたい食材とは?

まず、倦怠感の解消にはビタミンB1を。ビタミンB1は、食べもので摂った糖質をスムーズにエネルギーに変える際に重要な働きをしています。ですから、ビタミンB1が不足すると疲れを感じてしまいます。多く含まれている食材の代表格は豚肉です。

豚肉+タマネギ

なお、ビタミンB1は、アリシンという辛み成分と一緒に摂ると体内で効率よく使われます。
アリシンは玉ねぎやニンニクに多く含まれています。加熱で分解されやすい成分ですが、油で調理すると失われにくいので、豚肉と炒めるなど油を使ったメニューがおすすめです。

ネバネバ成分で胃腸をサポート

また、キュウリやトマト、ズッキーニ、ピーマンといった夏野菜は水分を多く含むため、汗で失われた水分補給にも適しています。汗をかくと水をたくさん飲みたくなりますが、それが胃液を薄めてしまい、ますます消化機能を弱めてしまうことにもなりかねません。もちろん適度な水分補給は必要ですが、こうした食材からも水分を摂るようにする方が体にとってやさしいといえます。

そして、夏野菜の中でも「ネバネバしたもの」は、弱った胃腸をいたわる働きが。ヤマイモやオクラ、モロヘイヤなどに代表される「ネバネバ」の正体はムチンという成分で、体内にももともと存在しており、胃の粘膜を保護し、消化を助ける働きがあります。ネバネバした食品はのどごしの良いものも多いので、食欲不振のときにも口にしやすいでしょう。

のどごしといえば、ゼラチンの活用も夏の栄養補給に効果的。無脂肪の高タンパク食品で、弾力があり、口どけがよいので、デザートのゼリーだけでなく、野菜のピューレにゼラチン液を加えムースにしたり、茹でた野菜をゼリー寄せにしたりなど、食欲をそそるさまざまなアレンジが楽しめます。

渡邉真由美 わたなべ まゆみ

プロフィール

健康予防管理専門士。
健康・美容・医学ライター、日本メディカルライター協会会員。

「ミドル~シニア世代のQOL向上」をメインテーマに、書籍、雑誌、WEB等の企画構成、取材、執筆を数多く行っている。

このページを共有する
ページの先頭へ
size-l
size-m
size-s