日本で一番コラーゲンのことがわかるサイトを目指します。
健康のために

渡邉真由美のヘルスケアレポート

2013年 8月 更新夏の食欲不振に健康にも良い「ゼラチン」を!

夏は口当たりやのど越しの良いものが欲しくなるもの。
ゼリーやプリンなどに使われている「プルプルのもと」ゼラチンは、さまざまな面から健康をサポートしています。

ゼラチンの主成分はコラーゲン

食欲が落ち気味な夏は、口当たりがなめらかで食べやすいものが好まれます。甘いものなら、ゼリーやプリンといった、冷たくてツルンとしたものが人気に。
これらのプルプルした食感をつくってくれる代表的な食材がゼラチンです。寒天と比べ、より低い温度で溶けるので、口に入れるとすぐ柔らかくなり、食べやすいのが特徴です。そのため、高齢者や軽い嚥下障害のある方向けの介護食にも多く使われています。
ゼラチンは、栄養面でも特徴が。寒天などのいわゆるゲル化剤(凝固させる成分を含む食材)は海藻からつくられるのに対し、ゼラチンは動物の骨や皮を原料としており、タンパク質の一種であるコラーゲンが主成分です。

ゼラチンと寒天の違い

ゼラチン寒天
原料コラーゲン(タンパク質)海藻
食感柔らかく口どけがよいやや硬く、ほろっと崩れる
溶かし方温水で溶かす(50℃前後)熱湯で煮溶かす(90〜100℃)
固め方冷蔵庫で冷やす常温でも固まる

コラーゲンを分解して吸収を良くしたのがゼラチン

コラーゲンといえば、美肌づくりの強い味方として、もうすっかりおなじみ。さらに、骨や関節が気になるシニア世代にも人気ですが、もともと魚や豚、鶏の骨や皮に存在するコラーゲンは、実はとても頑丈で消化されにくい構造をしています。約1000個ものアミノ酸がつらなって1本の鎖をつくり、それが3本がっしりと絡み合っており、水にも溶けにくく、体内にも吸収されにくいのです。

これを体内に吸収しやすく加工したのがゼラチンです。ゼラチンは、製造の過程でコラーゲンに熱を加えることで、この頑丈なアミノ酸の鎖をバラバラにほどいているのです。分子レベルで見ると、コラーゲンは分子量が30万もあるのに対し、ゼラチンは10万程度。これにより、コラーゲンよりも体内への吸収が良くなっています。

食感の良さで夏の食欲不振を解消し、さらにお肌やカラダにもプラスになるゼラチンを、積極的に活用したいものですね。

さらに分解したコラーゲンペプチドなら水にも溶ける

さて、コラーゲンといえば、近年はドラッグストアなどで、粉末やドリンク状の製品を手に入れることができます。これとゼラチンとは、どんな違いがあるのでしょうか。

実は、お店で入手できる「コラーゲン」とは、正確には「コラーゲンペプチド」といい、ゼラチンを酵素分解し、さらに小さい分子量にしたものなのです。
ゼラチンは10万ほどの分子量ですが、コラーゲンペプチドは数百〜数千まで小さくなります。ゼリーを手作りするとき、ゼラチンを温水で溶かすのが普通ですが、コラーゲンペプチドは分子量が小さいので、水にもよく溶けます。また、ゼラチンを溶かしたお湯は冷えると固まりプルプルになりますが、コラーゲンペプチドを溶かした水は冷やしても固まることはありません。

また、低分子になったことで、ゼラチンよりも体への吸収がよくなるので、美肌や骨、関節のサポートといった、体内での健康や美容面での、より高い機能性も期待されています。


コラーゲン豆知識参照

ゼラチンとコラーゲンペプチド、それぞれの特徴を活かして、日々の食事に取り入れたいものですね。

渡邉真由美 わたなべ まゆみ

プロフィール

健康予防管理専門士。
健康・美容・医学ライター、日本メディカルライター協会会員。

「ミドル~シニア世代のQOL向上」をメインテーマに、書籍、雑誌、WEB等の企画構成、取材、執筆を数多く行っている。

このページを共有する
ページの先頭へ
size-l
size-m
size-s