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健康のために

渡邉真由美のヘルスケアレポート

2012年 12月 更新寒くなると気になる“ふしぶし”。関節をいたわり、冬をハツラツと!

関節痛は冬に多い悩みの一つ。「寒いから」「年のせいだから」だけではなく、生活習慣や意外な病気が関わっていることもあるので要注意です。

関節のカナメは「軟骨」にあり!

関節のカナメは「軟骨」にあり!

関節痛の原因には、スポーツによる酷使や関節リウマチといった疾患などさまざまなものがありますが、ミドル〜シニア世代に特に多いのは、加齢による軟骨の変化です。

軟骨は、骨と骨とが接する部分を覆っている組織で、表面に大量の水分を含みなめらかになっており、クッションの役割を果たしています。しかしその厚みはたった数ミリしかありません(膝関節)。この部分が加齢とともに薄くなったり、その下にあり軟骨を支えている骨が変形したりすると、クッション機能が低下します。そうすると動いたときに、関節周囲にある神経を刺激し、痛みとして感じるのです。

関節痛でもっとも多い部位は膝。歩行時、片膝にかかる負荷は体重の2倍強ともいわれています。長年体を支えているため、老化による影響を受けやすいのです。関節の衰えは40代半ばくらいから始まるといわれており、悪化すると関節が変形することも(変形性膝関節症)。早めの対策が肝要です。

こんな生活習慣が、関節痛を起こすもとに!

もともと、世界の中でもアジア人は、関節がやわらかく、かつ筋肉量が少なめのため、関節痛や関節疾患を起こしやすいといわれています。関節がやわらかいとそれだけよく動くので消耗しやすく、また、筋肉量が少ないと関節をしっかり支えて負荷を減らすことがしにくいからです。

関節痛は60代以上に多く見られますが、決して高齢者だけに起こるわけではありません。それ以下の年代でも次のような習慣があると、関節へのダメージが大きくなります。思い当たる人は気をつけましょう。

  • 激しい運動をすることが多い
  • 立ち仕事が多い
  • 重いものを持って歩くことが多い
  • ハイヒールをよく履く
  • 長時間パソコンに向かっている
    (特に、腕を伸ばしてキーボードを打っている人は肘の関節痛になりやすい)

また、関節痛には老化による軟骨の減少だけでなく、黄色ブドウ球菌などによる感染症による炎症で痛むケースも。老化による関節痛とは違い、急激な腫れや熱、赤みをともない、放っておくと炎症が進んでしまうので、早急に整形外科を受診しましょう。歯周病や胃潰瘍の病原菌があると、血流にのって関節にとび炎症を起こす恐れが。これらの病気がある人は注意しましょう。

痛みをやわらげるケア

慢性的な関節痛には、次のようなケアが有効です。

冷やさない

冷えると血流が悪くなるとともに、緊張をつかさどる交感神経が優位になり、痛みを強く感じやすくなります。これからますます寒くなる時期、つい薄着のままでいたり、部屋の温度が低いままだったりすると、知らず知らずのうちに体が冷え、関節にも悪影響が。寒くなってきたな、と思ったら、一枚上着を重ねる、肩掛けやひざ掛けを利用するなどの一工夫を。
サポーターも有効ですが、締め付けすぎると血行が悪くなりかえって逆効果になるので注意。寝具や寝巻もあたたかいものを選びましょう。夜はゆっくりお風呂に入って、積極的にあたためましょう。

リラックス

実は、ストレスが強いときにも痛みの感じ方が強くなるといわれています。過剰なストレスがかかると交感神経が優位になり、血管が収縮しやすくなるため、血流が悪くなります。関節も血行不良になるので、体が冷えるのと同じ状態になり、痛みが強く感じられるのです。
痛みをやわらげるには自分なりのストレス解消法を持って、リラックスすることが大切です。

筋肉を鍛える

膝関節まわりの筋肉を鍛えると、関節をささえ負荷を減らすので、痛みの予防や緩和につながります。特別な器具を使わず、座ってできる体操がお勧めです。

ひざ裏タオルつぶし

ひざの関節をサポートする太ももの筋肉を鍛えることで、歩行時にかかるヒザへの負担を減らします。

やり方

  1. 両足を前にだして座り、ひざ裏に丸めたタオルを入れます。
  2. ゆっくり息を吐きながら、ひざ裏でタオルをつぶすように5秒間力を入れます。
  3. 息を吸いながら力を抜きます
ひざ裏タオルつぶし

ポイント

厚みのあるスポーツタオルやバスタオルを使うと効果的です。
慣れてきたら、右のように足首を背屈させ、ひざ下の筋肉にも力をいれると、より鍛えられます。

関節ケアに要注目のコラーゲン

近年、関節へのコラーゲンの作用について研究が進みつつあります。コラーゲンペプチドが軟骨やその下の細胞に働きかけ、老化などによる変形を食い止める作用が、マウスでの実験で明らかになっています。また、ヒトを対象にした研究でも、膝関節の運動機能の向上や痛みの軽減が報告されています。具体的なメカニズムはまだ明らかになっていませんが、コラーゲンの関節に対する効果に期待が持たれています。

渡邉真由美 わたなべ まゆみ

プロフィール

健康予防管理専門士。
健康・美容・医学ライター、日本メディカルライター協会会員。

「ミドル~シニア世代のQOL向上」をメインテーマに、書籍、雑誌、WEB等の企画構成、取材、執筆を数多く行っている。

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