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健康のために

健康コラム

第13回

低血圧を知る

「高血圧」はさまざまな病気を招く原因として危険視され、治療や予防に積極的に取り組まれているのに「低血圧」はむしろ健康とみなされ、なかなかそのつらさが理解されにくいようです。低血圧についてもきちんと理解し、日々を健やかに過ごしましょう!

「血圧」とは

血液の圧力によって血管壁が押される力

心臓から送り出された血液はまず、動脈を通って全身の細胞に酸素や栄養分を運び、静脈を通って老廃物などを回収して再び心臓に戻ってきます。この血液循環で、人間の生命は維持されています。

「血圧」は、心臓から送り出される血液の量(心拍出量)と、血管の硬さ(血管抵抗)によって決まります。心拍出量が大きくなれば血圧は上がり、血管抵抗が小さくなれば、血圧は下がるという関係にあります。

収縮期血圧(上)と拡張期血圧(下)

ふたつの数字の意味

心臓は、収縮と拡張を繰り返すポンプのような働きをすることで、血液を送り出しています。心臓が収縮したときには、血液が大動脈に送り出され、血管に高い圧力がかかります。これが収縮期血圧(最大血圧)です。

反対に、血液を送り出した後に心臓が拡張して、肺などから血液を吸い込みます。このときに血圧は最も低くなり、これを拡張期血圧(最小血圧)といいます。

最大と最少
毎日同じ時間で測ることで

正確な血圧の状態を知る

血圧は1日のうちでも変化します。朝起きてから、精神的または肉体的に活動が活発になるにつれて、徐々に血圧は上昇します。夕方近くになると低下の傾向を示し、夜眠りに入り、午前3時ごろが一番低いのが一般的です。自分の血圧を知るには毎日測る条件を同じにする必要があります。

厳密な定義がない

低血圧の種類

高血圧には世界的な判断基準があるのに、低血圧は厳密には定義されていません。一般的に上の血圧が100m/hg以下の場合を低血圧といいますが、何らかの自覚症状がなければ、「低血圧症」という病名はつきません。

本態性低血圧原因となる病気がとくにない、いわゆる体質的なもの。生まれつきのもので、遺伝性があると考えられています。
起立性低血圧ふだんは正常な血圧ですが、急にからだを起こしたり、立ちあがったりしたときに血圧が下がり、めまいや立ちくらみなどを起こします。血圧の変動が大きい高齢の方に起こりやすく、転倒、骨折につながるので注意が必要です。高血圧の治療薬(降圧薬)を服用中の方に起きる場合もありますのでご注意ください。
二次性低血圧何らかの病気や薬が原因の低血圧。たとえば食後性低血圧は食事によって、内臓に血液が集まり、脳の血液が減るため起こります。高齢者、また高血圧の患者さんに多いともいわれています。

それぞれ対処法が違う「低血圧と貧血」

まずは血液検査で

低血圧と貧血は、立ちくらみやめまいなどの症状が似ているので混同されがちですが、実は別のもの。

低血圧は、血液循環が円滑に行われず、脳や体の末端への血流が悪くなるため起こるもの。一方、貧血は血液中に含まれる赤血球、またはヘモグロビンが減少し、赤血球が赤血球としての役割を果たせなくなった結果起こるものです。もし、まぎらわしいと感じる症状があるのなら、血液検査を受けてみましょう。

改善するには規則正しい生活が大切

低血圧症状を改善するには、薬物治療もありますが、まずは日常生活でのちょっとした工夫や生活スタイルを改めることが大切です。「体質だから」とあきらめずに、トライしてみましょう!

なるべく朝方生活朝起きたら、まずは朝の光を浴びて体内時計をリセット!
ストレスの解消ストレスの原因を取り除く。また、趣味を見つけ生活を楽しむ。ただし、「のめり込み」は禁物。過労もストレスになります。
規則正しい食事栄養バランスの取れた食事を三食、できるだけゆっくり食べましょう。塩分摂取は、厚生労働省が推奨する量より少し多め(10~12g)でOK。
適度な運動筋力が低下すると、血液を循環させるパワーも低下します。軽いウォーキングや、ストレッチ、階段昇降など特に下半身の筋力をアップさせることが大切です。
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