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健康のために

健康コラム

第10回

中性脂肪の正体

健康診断の血液検査で目にする「中性脂肪」。よくわからないながらも脂肪という文字があるだけで、気になりますよね。
「中性脂肪」はメタボ(内臓脂肪症候群)の診断基準の1つでもあります。とりあえずは数値を下げたいと思うのは誰しも同じ。まずは、中性脂肪の弱点を知って作戦をねりましょう!

中性脂肪とは?

いざというときのためのエネルギー源

人の体に不可欠な脂質の1種で、酸性とアルカリ性の中間の性質を持つことから「中性脂肪」といいます。

生命維持や活動に必要なエネルギーが不足した場合に備えて蓄積されるエネルギー源で、糖質やたんぱく質が1gで4キロカロリーのエネルギーを生みだすのに対し、倍の9キロカロリーを生み出せる効率のよいエネルギー源なのです。

中性脂肪が増えるわけ

脂っこい食事より糖質やアルコールに注意

「脂っこい食事より糖質やアルコールに注意」

中性脂肪が高いのは、脂っこいものの摂りすぎが原因だと思っていませんか?
油脂の摂りすぎも原因にはなりますが、大きな要因は糖質やアルコールの摂りすぎ。血液中の中性脂肪は、食事のたびに上昇し、食事の内容に影響を受けやすいのです。糖質は消化されてブドウ糖となり、肝臓で中性脂肪に変えられます。

アルコールは、小腸から吸収されて肝臓で分解されますが、その過程で、中性脂肪の合成を促進したり、中性脂肪の分解を抑制したりします。そのため、血液中の中性脂肪が増えやすくなるのです。お酒の量が多い人は、見た目は太っていなくても、中性脂肪が高いことがあるので要注意です。

コレステロールとどう違う?

細胞膜やホルモンの材料VS貯蔵用エネルギー

血液中の脂質である中性脂肪とコレステロールは混同されがちです。共に体に不可欠な脂質の1種なのですが、働きは全く異なります。

中性脂肪はエネルギー源であり、皮下脂肪や内臓脂肪も中性脂肪で、いわばエネルギーの貯蔵庫です。悪者扱いされがちですが、体温の維持をサポートする働きもあり、中性脂肪が少なすぎると、冷え症の原因になります。

一方で、コレステロールは、ホルモンや胆汁酸、細胞膜の材料となり、エネルギーにはなりません。

中性脂肪が高いとなぜ悪い?

中性脂肪が高いとなぜ悪い?

動脈硬化など生活習慣病のリスクに

血液中の中性脂肪値が高いと血栓が作られやすくなります。
そのまま放置しておくと、動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中の危険性が高まります。また肥満が進行し、脂肪細胞が肥大すると、そこから悪玉のホルモンを分泌します。

悪玉ホルモンは、血管を収縮して血圧を上げたり、血栓をできやすくしたり、インスリン抵抗性を増したりする働きがあり、動脈硬化や糖尿病を進行させる原因になります。内臓脂肪が多い人ほど分泌量が増える事が確認されているので、数値が高い人は注意が必要です。

中性脂肪を下げる4か条

控えるもの、積極的に食べるものを意識する

「食べすぎに注意」

野菜・きのこ・海藻など食物繊維の多い食品から食べましょう。

「アルコールは控えめに」

お酒と交互に水やウーロン茶を。休肝日を作ることも忘れずに。

「肉より魚」

青魚に多く含まれる油には、中性脂肪を下げる働きがあります。

「こまめに運動」

1回3分くらいの短い運動でもいいのでエネルギーを消費しましょう。
食後の運動が効果的です。

血中の中性脂肪は、行動を変えれば確実に下げられます。
まずは出来そうなことからはじめましょう。

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