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コラーゲン基礎知識

そうだったんだ!コラーゲン

コラーゲン講座
コラーゲンが効く細胞とは

2015 コラーゲンシンポジウム(10/8大阪、11/13東京)
城西大学 真野教授の講演レポート

コラーゲンと栄養素

今までは、快適なライフステージを過ごすために必要な栄養素は、5大栄養素である炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルと6番目の栄養素の食物繊維であるとされていました。
しかし、これからは中高年齢層の方が元気に暮らすために必要な、知られていない7番目の栄養素があると考えています。将来、コラーゲンペプチドがその栄養素になると思い研究しています。

食品機能成分(まだ栄養素と認められていないもの=コラーゲンペプチドもこれ)や栄養素には、「カラダの材料になるもの」と「カラダの調子を整えるスイッチを入れるもの」の2種類があります。たとえば、カルシウムは骨の材料になります。ビタミンDは細胞に作用して骨を作れというスイッチを入れます。
コラーゲンペプチドは“たんぱく質”として「カラダの材料になるもの」ですが、それに含まれる活性型コラーゲンペプチドは「カラダの調子を整えるスイッチを入れるもの」として働くため、両方の機能性があることが特長です。

コラーゲンの吸収

コラーゲンのアミノ酸配列は、約20種類のアミノ酸が1,000個くらいつながっています。これは、ヒトと豚、牛、魚など動物では、ほとんど変わりません。
下図はI型コラーゲンですが、II型コラーゲンでも配列自体はほとんど同じです。Oはコラーゲンにしかないアミノ酸で、アミノ酸配列の特長として、PO、OG、POGがたくさん出てきます。PO(P:プロリン、O:ヒドロキシプロリン)は約50箇所、OG(O:ヒドロキシプロリン、G:グリシン)は約100箇所あります。これがカラダの調子を整える活性型コラーゲンペプチドです。こんな“たんぱく質”は他にありません。
そして、PO、OGはヒトの分解酵素で分解され難い特長があります。
このようなことから、たくさん吸収できるのです。

ヒトのコラーゲンのアミノ酸配列

食品の「ゼラチン」を含むゼリー等でも活性型コラーゲンペプチドを吸収できますが、「コラーゲンペプチド」のサプリメントとして摂取した方が2倍ほど多く吸収でき、吸収の個人差も少ないというデータがあります。
「ゼラチン」も活性型コラーゲンペプチドの効果はあると言えますが、「コラーゲンペプチド」はそれを摂りやすく、吸収しやすくしたものです。

コラーゲンの代謝、摂る理由

もともと、コラーゲンペプチドはカラダの中でも存在しています。骨を建物に例えると、コラーゲンが鉄筋、カルシウムがセメントです。骨の代謝は、まず、破骨細胞が鉄筋であるコラーゲンを分解してカラダの中でコラーゲンペプチドを作り出します。次に、骨芽細胞が新たなコラーゲンを作ります。体内に出現したコラーゲンペプチドは破骨細胞と骨芽細胞が円滑に働くようにスイッチを入れます。そして代謝が繰り返されて1年間に10%程度の骨が生まれ変わります。
食品中のコラーゲンは動物の皮や骨からゼラチンを抽出して、それを酵素で分解してコラーゲンペプチドにします。つまり、食べ物もカラダの中で起こっている現象も同じなのです。

コラーゲンについて

若い人や子供は、新陳代謝が早いので、コラーゲンペプチドをカラダの中でたくさん作り出しています。
中高年になるとカラダの新陳代謝が遅くなり、体内でコラーゲンペプチドがあまり作れなくなって、それが老化現象の要因になっています。コラーゲンペプチドを摂取することは、中高年の方にこそ必要であるという理由がこれです。

コラーゲンが効くメカニズム

コラーゲンペプチドは何にでも効くと思ってしまいがちですが、効く細胞は決まっていて、間葉系幹細胞から生まれてくる筋肉、脂肪、皮膚、軟骨、骨などの細胞であると考えています。この中で、皮膚、軟骨、骨は、コラーゲンが沢山存在する組織で、カラダを支える組織として非常に重要です。

カラダを支える細胞は近い親戚です。

間葉系幹細胞は、親みたいな細胞で、そこから肌、骨、軟骨、筋肉、脂肪などの細胞ができてきます。たとえば、おいしい霜降りのお肉になるのは、筋肉の中に脂肪組織ができているからです。普通は起きてはいけないことなのですが、エサの与え方によって、間葉系幹細胞胞のスイッチの入れ方を変えることにより、筋肉の細胞になったり、脂肪の細胞になったりして、霜降り状態をつくります。
同じように、細胞のスイッチの入れ方を変えるだけで、肌や骨などの細胞を元気にします。
肌と骨の細胞がよく似た存在だというのは違和感があるかもしれませんが、骨はカルシウムがあって硬くなっていることが違うだけです。肌と関節の軟骨はカルシウムがなく近いものです。このように同じような細胞であるため、コラーゲンペプチドを食べると肌にも骨にも関節にも効くのです。

文責:「食卓にコラーゲンを♪」推進委員会 運営事務局:小田義高(真野教授の講演内容を抜粋・改変し編集しています。)
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